手書きダイヤグラム(ホームへ戻る)

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★ダイヤグラムを作成し始めたいきさつ

小さいころから、時刻表を読むのが大好きでした。
時刻表はもともとは数字の羅列なのですが、 「この電車は、どこからどこまで行くのか?」とか「この線区にはこんな名前の電車が走ってる!」とか「この普通列車は、この駅で特急に越されるのか」など、時刻表は読んでいても飽きませんでした。

ダイヤグラム作りに興味を持ち始めたのは、中学生の時です。
中学校の数学の教科書には、関数の項目で応用編として「ダイヤグラム」が載っていました。斜め線の羅列なのですが、時刻表好きの私にとっては、時刻表の元となる表が載っていたので、とても感激!
ついには「自分で作りたい!」思って、さっそく作り始めることに。

現在でこそ、駅名、駅間距離を記入した枠はexcelで作成していますが、作り始めた当時は方眼紙を使用し、
・駅間距離を確認して、方眼紙上で駅間の幅を決める 
・駅間を決めたら横線を引く
・時間軸である縦線を入れる
・手書きで駅名を記入
・手書きの枠が完成(あとはコピーして使用)
という流れで、作成していました。

学生の頃は、時間がたっぷりあったので、いろいろな線区のダイヤグラムを手書きで作っていたのですが、社会人になってからは多忙になり、全く作成していませんでした。

2014年からは無性にダイヤグラムが作成したくなり、久しぶりにダイヤグラムを作成してみることに挑戦。今回は、線区ごとの枠をexcelで作ることに成功しました。

枠さえできてしまえば、あとはプリンターでコピーするだけなので、以前のように完全に手作業の状態と比べれば、作成時間が大幅に短縮しました。このダイヤグラムを自分だけのものにしておくのはもったいない、と考え、HP上で公開することにしました。

★ダイヤグラムの魅力

ダイヤグラムは、元を正せば斜め線の羅列なのですが、しかし、ダイヤグラムは、読めば読むほど緻密な運行計画を読み取ることができます。

首都圏の路線では、すき間がなくなるほどにダイヤグラムのスジが書き込まれますし、羽越本線・奥羽本線など、複線と単線が入り乱れる区間では、複線区間をうまく利用した列車のすれ違いを行っており、極力、待ち時間が出ないようなダイヤグラムが作成されています。

越後線・仙山線など単線なのですが、都市内の輸送のため、運行頻度を高くしなければなりません。この線区では、交換可能な駅にほぼ同時に電車を到着させ、退避の時間が出ないようにダイヤが組まれています。

自作したダイヤグラムを眺めていて感じるのですが、首都圏の過密ダイヤは、スジとスジが細かい間隔で交差していますが、この様子はまさに編み物の目のように見えてきますし、都市部の単線区間の路線は網の目のようになります。(これを「ネットダイヤ」と呼びます)、ダイヤグラムを眺めていると、一種の模様のように見えてくるのです。

ダイヤグラム作成ソフトもあるのですが、手作りでのダイヤグラムは微調整ができることもあり、手作りにこだわっています。手作りでのダイヤグラム作りは非常に細かい作業になるのですが、自分で作ることが楽しいのです。

民芸品などもそうですが、手作りには心がこもると感じており、手書きダイヤグラムをご覧になる方々にも、その気持ちが伝わるとありがたいと感じています。